また脇道にそれ

まゆ蔵、母と同じくお宝箱を持つ女。

彼女のジャンルはフェルトとビーズ。
完成させずに押し込まれた品も仕舞いこまれている。

昨日、何を思ったか３年ぶりくらいに宝箱をごそごそして、鼻先だけ出来てるハムスター発見。

「これ、なんかやる気しないんだよね。もういいやと思う」
などと言うので、たまーにやるなら面白そう！貸してくれ！とまゆ蔵から貰いうけ　母が完成させた。
ところどころ緩んだり、まさに初心者レベル。
また寄り道をしてしまった。
カットソー縫いたかったはずなんだが・・・。

そしてまゆ蔵は、ビーズストラップを作りたいらしく　手芸店と100均をまわり
また在庫を増やしていた。


縫ったTシャツにプリントを付けたくて、文字や文で悩んで進まない。
カッコイイ英字のロゴなんか模索してたら　まゆ蔵は　毛筆縦書きで「一般人」などと案を出してくる。
うーん、それもアリか。
でもまゆ蔵、その類の既製品メッセージTシャツ３枚持ってるし。

学校祭シーズン。私の職場には、クラス単位で高校生が出し物の練習に来る。
一丸となってダンス練習に励む高校生。青春だわと思ってたら
ジャージに坊主頭の男の子、背中に「魔法にかけちゃうぞ」と書かれたTシャツを着ていた。

まじウケるんだけどと、手をたたきながらリアクションする自分を妄想した私は
ウエスト周りが柳原可奈子への道を歩き始めている。