無念の札幌

ちょっと休みが怪しくなりそうなので、今のうちにどっか行っておこうということになり
思いきって札幌に行った。

地図で見る主要道路での距離197キロ。
高速は途中までしか通ってなく、しかもその区間は　別に高速に乗らなくても
信号も滅多にない道路。
一番どうにかして欲しい峠道は、あと４・５年経たないと高速道路の開通にならない。

のん気に８時過ぎに出発し、しかも途中寄り道。

夕張に入り、道路脇に「炭ころソフトクリーム」ののぼりを見たら
この私が食いつかないはずはない。

何？炭入ってるの？黒いの？と妄想が広がり、同じく見たがりのまゆ蔵に
そそのかされ、Ｕターンまでしてソフトクリームを買った。

普通のきめの細かい濃厚ソフトに、コーヒーのアイスクラッシュがまぶして
あるだけ。　だけどオトナ味で美味しかった。

そしてこれは、売店のおばちゃんおすすめのメロンソフトクリーム。
「うちのオススメはこれだよ～」と言うので購入。
だけど道端ののぼりはメロンじゃなく「炭ころソフトクリーム」なのに・・・。
オススメ商品じゃないんかい！！

←こっちは普通にメロン。見てメロン、食べてメロン、ああ、メロン。メロン。

我が家はメロンのあたりがいい家で、青肉の北竜メロン
赤肉の富良野メロン、同じく赤肉の夕張メロンと、
毎年　年に７，８玉貰うので、感動がない。このソフトも美味しいのかもしれないが　普通のメロン味だった。

で、この通りの物産店では石炭シュークリームという、真っ黒な皮のシューが売っていたが
買わなかった。暑いから、腐ったら困るし、まだ　目的地までの行きの段階だし。


そんで、食べ物の誘惑にフラリフラリして、札幌に着いたらとっくに昼を過ぎ、
まゆ蔵が見たがる雑貨屋を、足がすり減る（靴じゃない）ほど歩き
ようやく私の目的地の手芸店「カナリヤ本店」に着いた時は外も暗く
１階から舐めるように見て回り、さあ、最後の４階だ！！と思ったところで
ほたるの光が流れ出した。


がっくりと肩を落として帰った。
そうさー。今回欲しかった縫いぐるみ用の骨格と目・鼻とパッチ系のものは
４階だったんだよ・・・。何しに来たんだ。

そして、意気消沈しながら帰った。
途中、目的地まであと７０キロの看板を見たとき
「ああ、家までもうすぐだ」と思った自分がこわい。