かぎ針に狂う

先日購入した毛糸。

アクリル５０パーセント　モヘア４０パーセント。


あとの１０パーセントは何
何が混ざってるんだ～！！


久しぶりというか、３０と数年ぶりに鉤針編みにはまっている。
右画像は、完成させなかった作品の残骸である。

まゆ蔵が130サイズを着ていた頃なので、たぶん１年生
６年前の編みかけ挫折作品。
白のベスト型のは、その下にウールチェック・花柄コーデュロイ・
ネップツイードの生地をパッチしてジャンスカにしようと妄想し、
春を迎えてタイムアウトとなった物。

ピンク系レース糸は、ピアノに行く時用のカーディガンになるはずだった。

その下の縞々は一昨年毛糸が足りなくなって去年一回り小さく編んだが、すっかり飽きてもう触りたくもない。



こんなふうに、たまに鈎針を握ってはいたが最近　第2次鈎針ブームが
私にやってきた。

鉤針編みのキャリアは長い。

初めて編んだのは今から３５年前の冬休み。
長編みで手袋を編んで冬休みの作品にした。

当時、キューピー人形にフリフリドレスを編んで着せるのが大流行した。
３段フリフリや段スカートに飾りつけ。
フラメンコダンサーのようなキューピー人形が　巷に氾濫していた。

長編みに細編み、増し目減らし目で　自在に思った形が出来る鈎針編みに狂った。
これをきっかけに、毎年冬休み作品は　悩まなくてすむ鉤針編みにし、手袋帽子コップ袋と思いつくまま
編んで提出していた。

今思うと、キューピーにフリフリドレスを編んで着せることに、いったい何の意味があったのだろう・・・。



７０年代にさんざん鈎針でオバサンアートを作っていたせいで、私の頭には
かぎ針編み＝オバサンアートの図式が刷り込まれた。

近年、鈎針編み作品を見かけるが、私の目にはどうも垢抜けないオバサンアートにしか見えなかったが
ようやく洗脳が解け、今また自在に形を作れる鈎針に狂っている。

いや、洗脳が解けたか年齢が見合ったかは定かではないが・・・・